実はこちらの記事と一緒に書こうと思ったら思いのほか長くなってしまったので、分けて書くことにしました。
先の記事では、顔を作るのにガイドラインを作ってみた訳ですが、実は顔のバランス以外にも顔の印象を変える要素として、地味な改修を試してみています。
シムズ4でシムを作ったときにまず思ったのが、デフォルトでも結構カワイイ女性シムが作れる!と言う事でした。何かシムズ3で感じたデフォルト状態での、やや残念なシムしか作れないもどかしさ(3のシムズスタッフの方々、ゴメンなさい・・・!)が無かったのです。
これは何故なのか?と思い考えてみたのですが、私見ですが、デフォルトでも結構スキンがいい感じっ!だからなのかな、と思ってます。
また、しばらくプレイしてみての感想ですが、今回はシムとその他ワールドの建物や植物等のオブジェクトに至るまで、かなりアートディレクションが行き届いている印象があります。
最初は違和感のあったシムの表現もそこだけ見ているからで、ゲーム中のあのワールドの中に置くと全体的に色調や表現等も合わせられている事に気づきます。
シムズ3はわりとまだその辺り隙があるというか、(まぁそのおかげでユーザーの好みに委ねられている所が良くもあったんですが)そういった所も進化してるんだなぁ、とかしみじみ思ったりしています。あ、あくまでワタクシ個人の感想ですよ。
でもねっ!!やはり自分の好みをねじ込みたいっ!と思うのが心情でございまして・・・
シムのスキンに関する自作品を作ってぶち込んでみました。
スキントーンと顔パーツのテクスチャをデフォルト品と置き換えてみたものです。
あまり劇的ではないビフォアー・アフターです。
個人的には些少ではあるものの手ごたえを感じていただけに、家人に『微々たる差だね』と言われてぶん殴りそうになりました。
まず、スキントーンに質感を加えました。デフォルトよりわずかにハイライトや肌の色むら等がのってる状態です。
さらに、目と口のテクスチャを書き換えています。
目頭を描き加え、目尻と瞼周辺のメリハリをほんの少し強調しました。
口もとは口角を描き加えてみました。ちょっと口元が締まった感じになったんではないでしょか??
後、口皺も描いてみたんですが、こちらは微妙な気もしてます。でも、ま、いいか。
この目と口に変更を加えるのに、今回ダイレクトに目や口のテクスチャに改変を加えたんですが、この方法で改修をするつもりであれば、それに関するテクスチャをしらみつぶしに描き換えていく作業が必要となる訳ですが・・・
ちょっとClientFullBuildの中を覗いてみた所、目に関するテクスチャだけでも84枚入っていました。・・・あわわわ・・・
なんかシムズ4ではスキンに関するテクスチャがやたらあって、これは目・鼻・口・額・頬・顎の各プリセットに対して、微妙に陰影の違うテクスチャを持っているからみたいです。
なんか中には違いの分からないのもあったぞ・・・?
これ、このテクスチャ描いていたデザイナーさん達は、リストをもらった時点でこんなに要るのっ!?ってならんかったのでしょうか??ワタクシだったらリスト作ったやつを小一時間、問い詰めると思います。
ま、それはともかく。現在主流(?)のスキンが肌のディティールとしてオーバーレイするタイプの物であるのが納得できます。
多分そのほうが、作りやすく効果も出しやすいはずです。
では何故、このポンコツ三等兵はこんな徒労なテクスチャ改修をしてみてるのかと言うと、
実はオーバーレイタイプのスキンにも弱点があって、完全に下地をフルラップしてしまう物だと、もうそのスキンで作れるシムしか作れなくなってしまうんです。
要するにシステムとしてある、プリセットを選んだときのテクスチャの陰影の効果が上書きされてしまうわけです。(体型をいじった時の筋肉や骨ばったテクスチャの陰影の効果もしかりです)
それを回避するために、下地をある程度透けさせるように作ると、今度はスキン自体の効果も半減します。もどかしい所です。
とは言え、作りやすく効果的な方法である事にはかわりないですが。(何百枚にもなるテクスチャを描き換えるよりは。)
むーーーん。どうしたもんですかね~。
ちなみに、とりあえずスキントーンに関してはどうにか配布できるデータになったので、
こちらで配布しています。デフォルトを置き換えるもの以外に追加のカラーも配布しています。
よろしければ試してみて頂ければ幸いです。
あ、あまり劇的な変化を期待してはいけませんよっ