前にSims 4 Studioを使ってのポーズ作成チュートリアルを超意訳して紹介した記事に、手に持つタイプのアクセサリー(たとえばタバコや銃といったような)を持ったポーズを作る際に、そのアクセサリーをBlenderに持ってくるにはどうしたものか、といった旨のコメントを頂きました。
確かに、手持ちアクセサリーって併せたポーズを作ってこそ!の物ですし、ポーズ作成中に位置あわせしないと難しいですね。
ちょっと面白いなーと思って、さっそく試してみました。
基本的なポーズ作成チュートリアルはこちらでご紹介させて頂いてます。
>Sims 4 Studioを使ってのポーズの作り方ですよ
まず、手持ちアクセサリーを用意します。
ちょうど良いのがなかったので3用に作った刀をコンバートしてみました。
テキトウを極めた模造刀ですが、とりあえずこちらを使って説明します。
こちらはSims 4 Studio(以下S4S)を使って作成しました。
S4Sでこちらのアクセサリーのファイルを開き、[Meshes]タブから[Export]を押してモデルをエクポートします。
手っ取り早くいい塩梅にBlenderに持っていくため、S4Sで作成されてない物もこちらで開いてモデルをエクスポートしてしまうといいんじゃないかと思います。
たまにUVがぶっ壊れますが、ポーズの位置あわせ用ならば特に問題ないかと思います。
*注1、キャプションの追記です。CASパーツのスペキュラー、現在 Sims4Studio及び、CmarNYC女史のMeshToolKitで編集できるようになりました!
とりあえず、エクポートで出来たBlenderファイルを開いてみますと、先ほどのアクセサリーのメッシュに、名前が付いていると思います。
s4studio_mesh_[数字]って感じの名前がついてるはずです。
ここではメッシュ1個だけのアクセサリーなので、s4studio_mesh_1ってなってます。
この名前を覚えておきます。
一旦このファイルを閉じて、S4Sに戻りメインメニューから[Animation]を選んでポーズファイルを作成します。
置き換えするアニメーションはお好きな物をどうぞ。
ワタクシは今回もアニメーションを探すのと、確認がめんどくさいので手っ取り早く確認できるCAS画面の物を使用します。
S4Sで[Create New]を選択してBlenderファイルを吐き出して開きます。
File > Append を選択します。日本語UIだと、アペンド?付加?・・・すいませんちょっと分かりませんがなんかそんな感じのがあると思います。
ファイルの読み込み画面が開きますので、さきほどのアクセサリーのメッシュをエクスポートした、ファイルを選択します。
[Object]を選択すると、先ほどのs4studio_mesh_1って名前があると思いますので、そちらを選択します。
アクセサリーが読み込まれました。
アクセサリーを選択して、モディファイアを選択してみると、アーマチュアモディファイアがすでに付いていると思います。ジンジャーブレッドマンみたいなアイコンのやつです。
その下の[Object]のところの立方体アイコンのあるテキストボックスから[rig]を選択して下さい。
テキトウに腕とか動かしてみると、アクセサリーが付いてきてると思います。
さっそくポーズを作りたいのですが、ここで、ちょっと問題がある事に気づきました。
今回CAS画面のアニメーションを置き換えるつもりなんですが、このCAS画面のアニメーションってなぜか反転して出ます。全部なのか確認していないので分かりませんが概ね反転してるような気がします。
また、前の記事でコメントを頂いて知ったのですが、生活モードもアニメーションが物によって反転したりしなかったりするそうです。
後、個人的にプレイしていて気になったのは、シムの利き手によってアニメーションが反転している場合があるような気がするのです。
なので、一旦本格的にポーズを作成する前に、当該アニメーションが反転するかどうか、テスト用のポーズを作成して確認する事をお勧めします。
反転する場合、アクセサリーの持ち手が反対になってしまうので、ポーズ作成時にアクセサリーを反転しておきます。
Object > Mirror > X Global
と選択して反転させたら、データの下(先ほどのモディファイアのレンチアイコンの隣、逆三角形のアイコンを選択します)[Vertex Groups]の中にアクセサリーに使用しているジョイントがリストで出てきていると思います。
名前は大概、右手なら R 左手なら L が付いていると思いますのでその部分を左右逆の名前に書き換えます。
これで、アクセサリーが反対の手に付いてくるようになったと思います。
さて、ポーズの作成が一通り済んだら、セーブしてS4Sでインポートして、確認です。
読み込むのはアニメーションのデータだけのようなので、アクセサリーは読み込みのために特に削除する必要は無いようです。
できました!反転して出るので、ちゃんと刀も右手で持ってます。
ちなみに『プレデターズ』で出てきた日本人ハンゾー役、ルイ・オザワ(唐沢寿明さんと松本人志さんを足して上手いこといいとこを抽出したような、わりと男前な俳優さんです)な感じのシムを作ってみました。記憶を頼りに・・・
こんな感じのスタイルでプレデターと一騎打ちしてたような。
Comments
Kijikoさん早速の解説ありがとうございます!
こちらの記事の丁寧なチュートリアルのおかげで、自分でもアクセサリーを持たせたポーズ作りができました!
今までアクセサリーなどを持たせたことを想定して作っていたのでいちいちゲーム内で確認→修正の繰り返しをしていたのが嘘のようですw
わざわざ記事にしてくださり本当にありがとうございました><
余談ですがたしかに、ポーズチェックする際に男モデルくんを真横から見ると自分ももっこりが気になりました(笑)
そして最後の画像の一枚、ウホッイイ男!
刀が似合いますね~!
お役に立てて良かったです!
そうなんですよね、ベースモデルでああだと言う事はベースの裸のモデルに絵が描いてあるだけのデフォルト下着(CAS画面で服を取っ払うと着ているあれ)は、こうなっていたはずですが、ポーズ作って色んな角度から見るまで気づきませんでしたよ
ウホッ!